笑いのニューウェーブ!だったらよかったのにね忘年会で活躍できるから……
ごきげんよう家臣ども。
***視力2.0***のしょぐです。
生まれ持ってのギフトなどでは全くなく、数十万の課金の上に成り立つ栄光ではございますが、それでも栄冠はわしに輝く。今回はその記事。
そもそも何をしたん
ICLした。そもそもICLとはなにか……
目をちょっと切ってそこにレンズ入れるよ♡最悪取り出せま~す♡という、割と新しい技術。
同じく視力アゲの魔法、レーシックとの違いは角膜を削るかどうか。ICLは入れるだけだから、「オマエ、レーシック、ムリ」と言われた人もできる。
なんでするの
「コンタクトレンズ入れてたらよくね???」
そう思うそこのアータ
こちらをご覧ください

これ かつての俺
言えますか?この名を背負う者に。ツイーヨ内容は置いといて、言えます?その せりふ。
自分がびっくりするほど不器用なのもあるんだろうが、それはもーーー外せないワケ。
「コンタクト外す間、よねよねげんまいの春雷聴こうっと♪」と春雷リピートしたら、10回以上聴けて、その一度でもう歌えるようになったからな。
この”外すのに幾星霜を要する”というパワプロの三振みてーな赤い特性は厄介で、旅行などでも気軽につけていけない。住み地(すみち)が田舎ゆえにこれまた幾星霜の移動時間が発生するので、相性が悪い。慌てて夜行バスに乗るとか早く寝ないとってときに最悪でひじょーーに困っていた。
また日常生活でも細やかなストレス。1階に降りてきてからメガネ忘れた~~ってなるの、ダルダルのダルシムだからね。
「メガネをしていたらよくね???」
耳が痛いのと、自分で陰キャすぎる……となるので嫌。
メガネは嫌、でもコンタクトは不可……
目の中に入れちゃったら外さなくていいじゃん!!!!!!!(IQ180)(as ifまめっち)(コペルニクス的転回)(春雷に打たれたような衝撃)
というわけで、IをCLしてやったよ。
当然県内にはできる病院ないので新幹線で通いました♡
そもそも高額な手術の上、遠征費も……って感じだけどICLご愛顧感謝キャンペーン♪みたいのやってて10万円引きで受けられた。人生、タイミング。
手術までの流れ
当然すぐはできない。すぐしてたら闇医者すぎる。
はじめは「ICLができるかどうか?」の検査を受けた。
様々な検査をする。あの気球に始まり、風を当てられ、光を当てられ、目薬をドポジャカ差され、その過程で瞳孔が開いて大変な視界になったが、めげずに鯛焼きを買って食べたことを覚えている。
1か月してまた検査。適応検査かな。レンズを決めたりしたらしい。
手術一週間前にまた検査。なんとあの採血もあり、もう終わり。
この日に目薬を2種類もらい、1日4回差せ!さもなくば……と言われた。それぞれの間隔は5分あけないとでちと大変。
いざ手術
当日。県外からなので入院のわしは先に部屋に通される。人生初入院は8人部屋。多い……。
朝行ったけど順番もあり、昼くらいの手術だった。それまでは看護師が瞳孔を開く目薬をするね!と言い、一ノ瀬志希……となるオタク。
この目薬も……ピチョン、みたいなんじゃなくて太鼓の達人の連打~~~~!!!!ばりにドドドドドドドドド!!!!って感じでわぁぁぁぁとなった。
ぱなとやかましい会話をし、ベッドの上で病院食を食べ、静かにそのときを待った。

そして時は来たれり───
手術の恰好をして手術室に通される。横になると視界にニュッと指が伸びて「ここを見てね~」と指示される。そんなん楽勝……
………………っ!!?!?!?!
突如
視界が
万華鏡に
「見てと言ったところ見て~~」と言われるがそんなものはどこにもない。あるのはただ、クルクルと表情を変える無秩序なカラフルワールド。イッツアガラスパーク。
その後も視界は変わり続け、スターフォックスのアレみたいになったり

クソゲーチャンネラーのアイコンみたいになったりと
もう しっちゃかめっちゃか。
それに耐えていたら信じられないことに外の世界では30分しか過ぎていなくて手術は終わった。切られている感覚とかは全然ない。
それでも目を切ったという事実でウウーッとなっているし視界も安定しないので、看護師に介助されベッドへ。執刀直後の診察を受けて、解放。
その後は看護師や薬剤師が入れ替わり立ち替わり。薬剤師には目薬をする様子をじっと見られた。
あの・・、やりにくいんですケド。(上地雄輔)
薬剤師「目が大きくていらっしゃるので、目薬しやすそうですね!差し方も問題ないです!!」
ニコッ!(*^-^*)
このことをばあちゃんに話したら目をじっと見られた後「……そうでもね!!」と言われました孫の自己肯定感を高めたいという欲は彼女にはないのでしょうか。
看護師たちが来る以外は寝てた。スマホや本など近くを見るものは厳禁なので寝る以外ない。
暇するかなーと思っていたけど、普段の睡眠不足がとんでもないので無限に寝れた。
晩ご飯では起こされる。ピーマンの肉詰めであった。なんだとーーーっとなるも完食。優しい味わいであった。
手術後からは目薬が増えた。それも1日4回。目薬の時間だよ!すぐ差す!とリマインドされまくった。
風呂も入れないので歯磨きをして、21時消灯。眠るにはちょっと硬いベッドで真夜中に微笑みながらも爆睡。1時過ぎに同室の方のいびきで起きるも日頃の睡眠不足によるリカバリーを見せた。
手術翌日
もうじき朝ごはん!!起きて目薬する!!!とカーテンをシャッ!とされて起床。
はい……とショボショボ目を開くと
うおおおおお!!?!?!?!
世界ってこんなに解像度高いんだ~~~!!!
朝ごはんはメロンが出た。なんだとーーーっと思ったけどおいしいんだね。
翌日の診察を受ける。しょぐ山さーん、と言われたのではーいと言うと同室の人も返事をしててアレ?何ユニゾン?となる。
なんとその人はしょく山さんであった。そんなことあるんだね。
しょく山さんは優しかった。缶に入ったクッキーをくれた。しょく山さんの周りのマダムたちからもお菓子をたくさんもらった。観光地やこのへんお美味しいお店などをメモしたものをもらって、病院を後にした。
健康な入院っていいかもしれん。
病院を出てから
目をあまり使えない中、なんとか駅まで行きベンチに座り目を瞑る。すると
「大丈夫?」
ばあちゃんが見つけてくれた。目を開けると心配そうなばあちゃんと、その後方30㍍ほどにのんびり歩いている母親。
合流成功~~~~~!!!!
松島に行って船に乗り、ばあちゃんが牡蠣を食べて、秋保温泉に向かった。この人たちはわしの介助を名目にバリバリ旅行を楽しむことにしていた。
秋保温泉に行ったってわしは入れないのでドライシャンプーとシャワーとサボリーノで終了。バイキング会場の空席を見つけることにはこの視力が役立ち、ばあちゃんが感心していた。
そして寝るときは眼帯が必須。真島吾朗やバデーニのようなものではなく、プラスチックの眼帯。

潜る人みたいと言われまくった。ちがう。しかもこの絵の感じだとポンタ。

率直に言ってダセェんだけど、それをしてまでホテル内のマッサージを受けた。大切なのは恥をかかないことではなく後悔しないこと。
翌日はホテル周辺を散策して滝を見たりして、うみの杜水族館へ。フナムシが飾られており、ばあちゃんが「いつも踏みつぶしてるやつだ!!^^」とコメント。母親も「こいつらが大切にされることってあるんだね」と言ってて他にねぇかな~~こいつら~~。
安定するまで
1週間はシャンプー禁止と運転禁止、1か月は目に水を入れるな!など制約がきつい。
トリミングサロンでシャンプーだけ頼んだり、雨の日は頭にビニール袋をかぶせられるなどしていた。
雨がすごくて車から家までの距離すらためらっていると親が傘を差して迎えに来るなど、親にだいぶ甘えることになったなぁ。
本当はパソコンも控えなきゃだけど仕事ある以上それは難しかった。傷口開かんくてよかったっすほんと。
わしは車移動も新幹線移動もあるので「シャンプーできないことを考えると冬にICLするのがいいよ☀」という意見は東北の大地には当てはまらないと感じた。
1か月もしたら無敵になった。定期検診では院長に飼ってる猫の写真を見せてもらうなど楽しく過ごした。
もちろんこの記事を書いてる今も無敵。3か月検診でも視力は2.0だったぜ。
自由診療なので高額だけど医療費控除するしかねぇ。わしみたいに入院だとご加入の保険によっては保険金出るかもね。ご確認ください。
ご興味あるのならばこちらから「近くでやってんのかな~」「話だけ聞いてみようかな~」とかいいと思うよ。都会は選択肢があってええのぅ。この格差を埋めるための補助金とかないの?
まぁでも目のことなのでデメリットや恐怖を調べて天秤にかけてください。視力悪くなるとか合併症リスクとかあるのでね。
そんなわけで、わしより視力低い人は敬語使いたまえよ。以上、しょぐでした。ではね。



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