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†デスコード†式「砂糖菓子七つ」2日目(ⅳ)~3日目

あらすじ

鳴り響いた携帯電話!!やな予感が当たりゴミ置き場には草茂さんの死体が!!!




てぃー「SANチェックです」



ちーーん


ちーーん



てぃー「93と92か、1d3+2か1d6+4だからね」


けだま

1です



パイセン「メンタルつっっっっよ!!!」



てぃー「みちるちゃんの精神力いくら残ってる?」



嬢「言っていいの?14」



ヤバ。



てぃー「天羽さん伊吹さんはずっと行動を共にしていた草茂さんの無残な死体を見て発狂してしまいました」



しょぐ「困るぞ」




てぃー「ちなみに携帯は膨らんでいるお腹の中から聞こえます」



嬢「嘘でしょ」



てぃー「マジでーす☀」


伊吹 みちる

え、止めよう止めよう止めるよ?え、お腹切れと?
はっはっはっはっは部屋から鉈取ってくるよ
見る いいよ見てやるよ やるしかねんだよぉ鉈取ってくるよ……


てぃー「伊吹さんはぶつぶつと何かを言いながら部屋に引っ込んでいきましたけど」

けだま

ええ~???


てぃー「けだまくんと梅崎さん以外発狂しています」

けだま

1人になっちゃダメなんだってぇ


そう言いながらゴミ置き場から動かないけだま。

けだま

草茂さんが持ってたものはどこいったんだろ



医学持ちが発狂してんの最悪だなマジで。



そうこうしてると部屋から鉈を持ってきた伊吹さんがやってくる。


伊吹 みちる

鉈で腹あけるね


けだま

ぼく鍋つかみ持ってるんで触りたくないのとかぼくがやります




ぶつぶつ言いながら草茂さんの腹を裂く伊吹さん。



そして鳴っている携帯を止める。



中身をチェックしようとするもロックがかかっている。


伊吹 みちる

ロックかかってるんだけど開かないじゃん見れないじゃんけだまくんねぇねぇ


けだま

ロック何桁ですか


てぃー「6桁ですね」

けだま

6かぁ 1/10^6……



1/1000000ですね。開くわけないね。




そしてあまりのショックにパニックになる天羽さん。

天羽 誉

もうやだやだこんなのやだもうやだ!!!


けだま

なんで鳴ってたんだろ誰かかけてたのかな



メンタルつよつよボーイけだまよしざぶろう、冷静に疑問を口にする。




てぃー「着信ではなくタイマーですね」


伊吹 みちる

ごめん着信ってよりタイマーぽかった気がするちゃんと見てないけどハハハハ


けだま

……これぼくがしっかりしなきゃダメだな




高校生に全てがかかっていく。



てぃー「伊吹さんに精神分析とかできますけど……」


しょぐ「初期値」




てぃー「1です」



ちーーん




まぁそりゃそう。



てぃー「別の技能で落ち着かせるとかもできるけど


それか精神分析物理こぶし」


精神分析物理こぶし

ブン殴って正気に戻す原始的にして暴力的で普遍的な手段。やられた方はもちろんダメージを受ける。



しょぐ「言いくるめ」



てぃー「言いくるめで落ち着かせられるかなぁ……」


けだま

蹴飛ばします


しょぐ「手品でなんとかなる空気ではないからね」




嬢「よかった空気読んでくれて」




ちーーん



てぃー「やはり女の人を蹴るのはちょっと……と紳士心を出したけだまくんは失敗します」




いいやつで草。実際失敗したのにちょっと株上がってた。

けだま

もう手品しかない!


パイセン「こぶしは!?」


けだま

ぼくの手は人を傷つけるためではなく!

手品をするためにある!



ちーーん


はい。



てぃー「ファンブルギリギリじゃねーーか!!!」



おかしいな、こんなはずでは……。


梅崎 一鞠

落ち着いてください



てぃー「梅崎さんが伊吹さんに近づいて落ち着いてくださいと言ったので落ち着いていいですよ」




落ち着いてくださいで落ち着くのすごくね!?


梅崎 一鞠

深呼吸してください


伊吹 みちる

ヒッヒッフー



てぃー「ラマーズ法だ」




どんな呼吸法であれ落ち着いたのならヨシ!(仕事猫)


てぃー「草茂さんの死体はどうする?」


伊吹 みちる

物置にでかいビニールシートとかないですか?


てぃー「大きい布を見つけることができました。シーツの予備ですね」



一行は草茂さんの死体にシーツをかけるも天気は悪く風も強い。




布をかけて端っこに石を置いて手を合わせて屋敷に戻る伊吹。

けだま

明るくなってから中に入れたほうがいいかな


とりあえず死体を動かさずに広間に戻ってくる。



てぃー「ここで目星」



ちーーん



ちーーん




てぃー「衝撃的な事実があったので何も気づけません」

けだま

メレンゲ人形でも見るか



てぃー「先ほどけだまくんが並べたピクミンと一緒に並んでたはずのメレンゲ人形がまた1つなくなっていることに気づいていいでしょう」


けだま

で、あの詩の通りなんでしょ!!?



パイセン「ちょっとキレとるやん」



しょぐ「キレざぶろうだよ


うるせーーーーーーーっピクミンを入れろーーーーーーっ」




中の人までキレちゃった。


てぃー「屋敷に戻ってきたけど皆さんはさっきまで外にいたのでちょっとビチョビチョです」


けだま

天羽さんは?



てぃー「広間にはいません」


伊吹 みちる

ビチョビチョだけど1人で行動するの怖いなー


けだま

とりあえず天羽さんを呼んできたい


女性陣2人お風呂に入れてその間ぼくと天羽さんで見張ります



嬢「けだまくん意外と頼りになるな」



しょぐ「けだまは生臭くても平気だし!」


梅崎 一鞠

あ、私も見張りで……


けだま

天羽さん潔癖症だし先に入れよう


伊吹 みちる

天羽さんを3人で見張ろう



最年長の男の入浴を3人で見張ることに。



てぃー「全員で天羽さんを見張るの!?女性の伊吹さんも!!?」



まぁそうなるわな。


でもほら、潔癖症keppeki-shou)だからさ彼は……



てぃー「ちなみにお風呂は2人で入るには狭い感じです」



嬢「あの狭い部屋に2人で入るとエロい感じになるかも」


しょぐ「ある意味正しいんじゃない!?すげーアダルトな雰囲気にしたら死ぬどころじゃないんじゃない!!?


シリアスと恐怖に対抗できるのはやはりエロなんですよ!」




打ちたくなかったけどこのセリフ何度聞いても発してるの間違いなく自分なんですよね。鬱。




パイセン「たまげたなぁ」




私もです。


けだま

睡眠も2人一組で眠りと見張りを繰り返そう




戦いの最中の野営みたいになってきたな。




まず天羽さんを呼ばねば始まらないということでけだま、伊吹、梅崎3人組は4階の天羽さんの部屋へ。


伊吹 みちる

ノックします



コンコン


伊吹 みちる

天羽さーん



パイセン「中で泣いています」



てぃー「まだ発狂してるからね」

天羽 誉

ううーーっ ううーーっ



てぃー「泣き声しか聞こえません」


伊吹 みちる

天羽さん、伊吹です 入りますよ


天羽 誉

ううーーっ ううーーっ


伊吹 みちる

入ってきたはいいけど精神分析取るの忘れちゃったな、どうしよう


天羽 誉

ううーーっ


物理でもいいわよ



発狂して泣いててもメタい男、あっぱれほまれ。




しょぐ「キック振るぜぇ!」



ちーーん


天羽 誉

ううううーーっうっうっううう



号泣。


伊吹 みちる

しっかりしてください!



伊吹さんが精神分析(物理)に成功し天羽さんはHPを1減らして発狂終了。


伊吹 みちる

手荒な真似してすみません


天羽 誉

私なんでこんなに泣いてるんだろ……

みちるちゃんとけだまくんと一鞠ちゃん……



べちょべちょした声でみんなを呼ぶ天羽さん。

けだま

なんつってるかわかんないな


天羽 誉

なんで私ここにいるのかしら


伊吹 みちる

順番に1人ずつお風呂に入ろうってことになったんで私たちが見張ってるので天羽さん先に入ってきてください



てぃー「天羽さんはお風呂場へと消えていきました」


天羽さんの部屋の中で各員は臨戦態勢に。



てぃー「ホカホカになった天羽さんが出てきます」

天羽 誉

綺麗にしといたからあんた達も入ってきなさい

あ、でも女の子達は使いづらいわよね……


伊吹 みちる

私は全然気にしないんですけど次誰入りますかね?

梅崎さんかな



てぃー「梅崎さんが出てきました ホカホカです」


伊吹さんもけだまも入って全員ホカホカに。



けだまのタワシのような髪もしっとり濡れているよ。

時刻は午後11時くらい


けだま

交代で寝ませんか?



てぃー「どこで寝ますか?」

伊吹 みちる

天羽さんの部屋で寝たらいいんじゃないですか


てぃー「成人4人はちょっと…… 成人してないの2人いるけど」


嬢「ベッドに天羽さんと梅崎さんを寝せたら


……いろいろ問題あるなそれ」





パイセン「それやるならみちるちゃんが普通に寝ろよ!ダメよ女の子を床に寝せるなんて!」





各自お布団を持って広間に行くことにしましたとさ。


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おしながき